VQ-1
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VQ-1の機体も、昔と違い多様性が無くなり、EP-3Eぐらいしか目にしなくなってしまった。時折行く嘉手納基地で目にするEP-3Eは、厚木基地に良く通っていた時期の思い出が蘇り、相変わらず追いかけをしてしまうが、お隣某国との緊張感が高まる中、その任務は御苦労様の一言に尽きる。敵対する側には蠅のように嫌われる電子偵察任務、それでもそれを継続して行う事が重要で、相手に対する牽制ともなり、広い意味で安全保障につながる。相手をよく知らずして戦いに臨むという戦法は米軍のマニュアルには無い。調べ尽くした上で、更に対抗策を常に用意しているから相手からしてみれば恐ろしい存在である。中国やロシアも、手が出しずらい相手とは戦はしないという原則が古代から変わらないから、VQ-1のこれからの活躍に期待するところである。
Wings
2012年10月2日 
2012年10月 嘉手納で捉えたEP-3E(Bu.No.157316)、解散したVQ-2からの移管を受けた機体らしく 8月まで尾翼にVQ-2のインシグニアの一部を書き込んでいた。この年の7月には、別の機体EP-3E(Bu.No.156529)が活動していたそうだ。
2013年10月2日午後 嘉手納に駐機していたEP-3E、珍しく手前の列線にP-3Cが並んでいなかった為、全景を撮れた。この時には沖縄の南に台風23号が近づきつつあり、天気に恵まれるのは2-3日の両日のみ、多少逆光ぎみでも捉えておく。2013/5/30 前任のPR-316に代わって配備された。
2013年10月3日 VP-26のP-3Cの列の中に2機のEP-3E。故障が多かったと言われる”PR-316”とペアを組んでいた”PR-511”に代わって配備された2機、PR-887とPR-893である。塗装が非常に真新しい印象であった。レターを入れなくなって久しいが、VQ-2が解散し、海軍で電子戦専門部隊として唯一になったVQ-1である為、尾翼の蝙蝠があるだけで充分なのかもしれない。
2010年11月23日撮影 嘉手納に着陸エプロンに戻るEP-3E (Bu.No.160291) VQ-1のEP-3Eではあまり見かけない尾翼のチップに”291”の番号。
2012年10月4日 
2013年10月3日12:30 沖縄本島を6日に襲うであろう台風23号を避けるため「台風非難」を行うEP-3E ARIESU(Bu.No.159893)。まずは、正午にPR-887が離陸、追いかけるようにPR-893がテイクオフして行った。格納庫にはVP-26の機体が数機収納されており、スペースが無かったのであろう。こうした大型機は、地上で風により機体を破損する可能性が高いため、殆どの場合三沢・グアム・岩国などに移動して台風を通過を待つ。
上下の写真は、2014年12月15日早朝の嘉手納である。久々に動きのあるEP-3Eを見ることができた。
ここ1年ほどEP-3Eのこの2機は、P-3Cのラインナップの一番手前にポジションしている。P-8Aの列線との兼ね合いであろうが 道の駅方向からは写真が撮りやすい場所である。ちなみに PR-887(Bu.No.159887)は、1976年5月にディリバリーされ40年近く使用されている機体である。よく似たバズナンバーに(Bu.No.148887)もEP-3Eであると資料にはあるが さすがに古く目にしたことはない。
↑ 2013年の秋ごろより2015年2月の嘉手納訪問までの間 ずっとVQ-1のEP-3Eは、PR-887とPR-893のペアであったが 887のフライトに遭遇する機会は少なかった。2015年2月4日朝、久々にPR-887のタキシングを見ることができた。
↑ 2015年6月17日、嘉手納で見かけたEP-3E。 恐らく”PR-326”/Bu.No.157326であろうが、レターが無い。この時、もう一機のEP-3Eは、近頃常連のPR-893であった。
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